なぎさ絵画造形教室

なぎさ絵画造形教室のお知らせや作品紹介

あそびの森ゆう+「絵画授業」(世田谷)の作品紹介&ご挨拶【R5/4/24】

【あそびの森ゆう+「絵画の時間」ご挨拶】

今回から、今年度の3歳児クラスの「絵画の時間」が始まりました。

改めましてご挨拶と絵画の時間についてご案内させて頂きます。

絵画の時間の担当講師、 林 渚と申します。「なぎさ絵画造形教室」を主宰しております。また「読み聞かせ・読書」を推進しておりまして、埼玉県三郷市のブックサポーターというボランティア活動も行っております。

 

絵画の時間では水彩画を中心に、時々、工作などを取り入れたカリキュラムを組んでいます。また、絵画の導入に「絵本の読み聞かせ」や実物の物(季節の野菜や果物、行事にちなんだ物など)を触って当てる「何かなゲーム」なども取り入れて、描くことにまだ慣れないおともだちも楽しい時間になるようにしています。

 

絵画の時間を通して、自分の頭で考え、想像し、自由にに表現できる楽しさを味わってもらえればと思っています。

幼児期は、絵に対しての苦手意識も少なく、周りの目も気にせず、絵画を「あそび」のひとつとして楽しめる時期です。

また、おともだちと一緒に描くことで、お互いに楽しく吸収し合うことができます。

世の中は、デジタル化が進んでおります。絵に関してもデジタル化が進み、アナログより簡単に処理できることも多くなりました。

ただ、幼児期にデジタルから入ることはお勧めはしません。絵だけではないですが、デジタルから入るとアナログに興味を持ちづらくなります。アナログよりデジタルの方が簡単だからです。

例えば、物語を知りたいと思ったら、子供にとってまだ読みづらい文字がある本を読むより動画で見た方が楽です。動画で見る手段を先に知ってしまうと、本を読むことに楽しさを見出しづらくなってしまう場合があります。

今の時代、デジタルに触れる機会はこの先、たくさんあります。でも、アナログに触れる機会は作らなければなくなってしまう時代です。

子どもはエネルギーに満ち溢れ、全身を思いっきり使い色んなことを吸収します。絵も「手」で描くというより「体」で描きます。デジタルでは指先しか動かしません。

絵筆をバケツで洗って水の色が変わるのが楽しくて、画用紙に塗る前に絵具を全部水で溶かしたり、絵具を画用紙に塗らないで足に塗ってみたり。大人だったらしないことも子どもは夢中でします。「この色をもっと溶かしたらどうなるだろう」「体に絵具塗ったらどうなるの?」と全部、好奇心からの行動です。例えば「体に絵具塗ったらどうなるの?」は「ボディペインティング」の原点になる発想かもしれません。

集団生活の中では、全部を自由にやらせることは、もちろん出来ないですが、絵画の時間の中では、できる限り子供の「やってみたい」をやらせてあげられればと思っております。

また、絵画は、描くのも楽しいですが、出来上がったものを誰かに見てもらうのもうれしいものです。ぜひ、お子様の絵を見て感想を伝えてあげてもらえればと思います。

その際「上手だね、うまいね」の誉め言葉ではなく、「ここの色がきれいだね」「この形おもしろいね」など、その絵を見ていいなと思ったところを具体的に伝えてあげて下さい。

「上手、うまい」はとても曖昧で、何をもって「上手な絵」なのかは誰にも決められないものだと思います。子どもは、周りが言う「上手、うまい」絵を描こうとしてしまう場合があります。

子どもが自分で想像して楽しんで描いた絵は、楽しんで生きてる証のようなもので、親にとって最高の絵だと思うのです。

その目線で子どもの絵を見て言葉をかけてもらえればと思います。

 

今後も絵画の時間で描いた作品をブログページにてご紹介していこうと思っております。なるべく絵画の時間実施日の週の金曜日の夜までにはアップするようにしております。お時間ある時に是非ご覧ください。

絵画の時間に描いた作品は基本的に全部載せるようにしておりますが、そさ撮り忘れてしまったり、載せ忘れてしまうこともあります。ご理解いただけると幸いに思います。

 

【絵画の時間の流れ】

まずその日の題材のお話を、じっくりお話します。題材にちなんだ絵本の読み聞かせを行ったり、何かなゲームをしたりすることもあります。ホワイトボードに子どもたちのきっかけになる程度の絵を描きながら話を進めます。お話を聞いて自由に想像して、クレパスと絵具で絵を描きます。お話を聞いて、描きたいと思ったものを描ければいいと思っているので、テーマと違う題材になったとしてもOKで絵を描きます。

 

◯3歳児クラス「ふうせんくん」

まず風船を見ないで触って当てるゲームをしました。その後ふうせんくんのお話をして、クレヨンと絵の具を使って自由に描きました。

初めての絵画の時間でしたが、楽しそうに描いていました。絵具は水に溶けたり、混ぜると色が変わったりするので、とても興味津々で遊び感覚で色々試していました。絵具は赤、黄、青、白の基本の4色を使いました。絵の具とクレヨンで楽しい作品が出来ました。


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◯4.5歳児クラス「ちょうとこいのぼり」

今回は、こいのぼりと蝶々を題材にして描きました。まず「 きいろいのはちょうちょ」 という五味太郎さんの絵本を読み聞かせしました。とても明快で、小さい子から楽しめる仕掛け絵本です。 大人からすると「そんなに面白い?」 と思ったりもするかもしれない絵本ですが、 不思議と子供の心をぐっとつかむ名作絵本です。私が、今まで読み聞かせした絵本の中でも、子どもたちが、ひときわ集中してみてくれる絵本だなあと思います。

絵本を読んだ後は、蝶々が空でこいのぼりに会うお話をしました。実物のミニサイズのこいのぼりも見て、自由にお話を考えて描きました。


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