※足立区佐野地域学習センター情報誌にてぬり絵コラムを掲載しております。芸術分野に関することだけではなく、生活や教育など様々な分野の事柄を題材に書いております。
私生活で一児の母である私は、今までの人生の中で子どもが生まれてから4歳くらいになるまでの子育て時期が一番つらい時期でした。でも、同時に、人間として成長できた時期でもあります。今、その時期にいる方、また、仕事や家事、子育てでお悩みの方、そういった方へちょっとしたヒントになればと思い執筆しております。もし、記事にご共感頂き、おすすめしたい方がいましたら是非シェアして頂ければと思います。
※また、イラストは、「ここぬり」に掲載したぬり絵図案と、カラーバージョンがある場合はカラーバージョンも載せています。
Vol.2 読書のすすめ
私は今までたくさんの本に助けられてきました。その経験から、絵画教室でも絵本の読み聞かせを取り入れ、子どもたちに本の楽しさを伝えられたらと思っています。私だけではなく、子どもに本を読んで欲しいと思っている方は多いと思います。では、なぜ本を読んで欲しいのか、「読解力がつくから、勉強に役立つから」でしょうか。私が読書を勧める理由は2つあります。1つは、冒頭にも書きましたが、本が人生の助けになってくれるからです。遠い昔から現在までのたくさんの人たちがつづってきた文章は、誰にも相談できないような辛い時に優しく寄り添ってくれます。「本の中にはたくさんの味方になってくれる言葉ある」ということを知るのは、生きていく上で大きな助けとなります。もう一つの理由は、本は心を豊かにしてくれるからです。一生の中で体験できることはそんなに多くはありません。本を読むことでいろんな人の様々な体験や気持ちを味わうことができます。色んな知識や感情を知ると、心が豊かになります。
読書といっても、いきなりずらっと並んだ活字と向き合うのは苦行になりますので、子どもは絵本や漫画から入るのがお勧めです。大人の方には、意外かもしれませんが「児童書」がお勧めです。「児童書」は文章は読みやすいのですが、内容は大人でも読み応えのあるのものがけっこうあります。まずは気分転換に涼しい図書館で気になった本を手に取ってみて下さい。