今回も僭越ながら、最近観て面白かった映画をご紹介させて頂きます。ご興味のある方は読んで頂けたらと思います。
今回ご紹介するのはアニメ映画になりますが、実写ではなく、アニメ映画を制作して公開するというのは、その作品を子どもや若者に見てほしい、伝えたいことがあるということです。
最近はアニメ映画が充実しているので、ぜひ気になった作品があれば映画館で観てみることをお勧めします。
◯「BLUE GIANT 」
こちらは、漫画が原作の映画になります。
私は漫画は読んだことがなく、映画の予告編で知り見に行きました。
かなり前に、実写映画化された「岳 みんなの山」を描いた塚真一先生の描いている漫画です。
ジャズを題材とした話で、ざっくり言うと主人公が高校生からジャズに魅せられてテナーサックスを始めて、世界一のジャズプレーヤーを目指していく話です。漫画は、まだ連載中で長く続いている作品なので、映画では漫画の話の一部を取り上げてオリジナルストーリーにまとめた話になっています。とてもおもしろくジャズ音楽も楽しめる映画でした。
気になって原作漫画も後から読んだところ、漫画はさらにおもしろい。
「素人の主人公が成長していく話」というのは王道な漫画のストーリー軸でありますが、シンプルなストーリー軸だけに、主人公やその周りの登場人物のキャラクターやその関係性、成長していく様を掘り下げてストーリーにしていく必要があります。この作品はたくさんの登場人物がでできて、その人との関わりで主人公が成長していき、その人自身も変わっていく様子がリアルに表現されています。特別イケメンに描かれた主人公ではないのですが、大好きになってしまうくらいキャラクターが、ストーリーの中で魅力的に表現されています。
