なぎさ絵画造形教室

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ピアノを食べて生きていく



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先日「羊と鋼の森」という山崎賢人君が主演の映画のDVDを観ました。映画のPR画像で見てみたいなと思ったのですが、「羊と鋼の森」というタイトルの言葉がとてもきれいでいいなと思いました。高校生にだった主人公がピアノの調律師になっていく話なのですが、映像もとても綺麗でした。ストーリーは若干弱いところもありましたが、私は楽しんで見れました。万人に受けるタイプではないかもしれません。私はピアノが絡んだ映画はこだわって撮ったピアノ演奏のシーンが見れるので、それだけで惹かれてしまいます。私はピアノは全く弾けないし、他の楽器も全くやったことないのですが、ピアノの世界の物語は好きで、映画でも、小説でも、漫画でも惹かれてしまいます。ピアノは、いろんな物語が生まれるほど、人を魅了し悩ませる奥が深い楽器なんだと思います。

この「羊と鋼の森」の映画の中で非常に心に残ったシーンがあります。

登場する高校生の女の子が悩み落ち込んでピアノが弾けなくなってしまいました。そして、ある出来事がきっかけで、心がクリアになりピアニストになる道を決め時のシーンです。「ピアノで食べてくって大変だよ」と念押しされます。その時に女の子は「ピアノで食べていこうとは思っていないよ、ピアノを食べて生きていくんだよ」というのです。

「ピアノを食べて生きていくんだよ」

とても心に響きました。

私たちは何か好きなことや得意なこと夢中になれることを生かして職業にしていこうと考えます。それは理にかなっていて理想とすることです。

でも「好きなことをやる」第一の目的は「お金を稼ぐ」とか「1位になる」とかじゃないんだと思うんです。

「好きなことをやる」ことによって「幸せに生きていく」ってことだと思うんです。

「好きなこと」は1つじゃなくてもいいし、「好きなこと」で必ずお金を稼がないといけないわけではなし、必ず良い結果を残さないといけないわけではないのだと思います。

「お金を稼ぐ」「いい結果を残す」ってことが第一の目的になってしまうと逆に「好きなこと」ではなくなってしまうこともあります。

だから「好きなこと」は大人も子供も、もっとラクに純粋に楽しんでいいんだと思います。

今日もSTAYHOME、何か楽しめることをさがして生きて行きましょう。