なぎさ絵画造形教室

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下町ロケット

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3週連続で特別放送された「下町ロケット」を2週目の途中から見ました。以前に見たことがなかったので、内容も知らなかったのですが、面白かったです。いくつか心に残る言葉もありました。この「下町ロケット」の舞台は精密機械製造業の中小企業の工場です。そこで重要なロケットの部品や医療部品を作るのですが、何度試作を重ねても完璧な精度の部品がなかなか作れないという場面がありました。元々こんな部品を作るのは不可能だと諦めそうになった社員に「とにかく手を動かして、手を汚して何度も試作することだ。世の中には頭だけ使って手を汚さないでやろうとするやつらもいる。でもそれでは絶対に良いものは出来ない。あとはハートだ。」のようなセリフを言うのです。それは、どんなことにも共通することだなと思いました。絵画を含め物作りをすることにも当てはまりますし、全然違うジャンルでも何かを創り出す、生み出すということには共通することかもしれません。

あと、もう一つの場面で印象に残ったセリフがあります。工場の社員の1人が秘密で別の会社に情報を流し工場を辞め、その行為が原因で取り返しのつかない状況を招いてしまった場面です。その元社員がその行為を後悔し、元の工場の社長に打ち明け謝罪し泣き崩れるんです。その時に社長が言ったセリフです。「打ち明けてくれてありがとう、人間は間違えることもある、やってしまったことは、いくら悔やんでもうしょうがない。今考えるべきことは、これからどうするかだ」というようなセリフでした。

「これからどうするか」

そう、どんな時でも

「これからどうするか」

それが大事だと思います。

やれることは限られてても、小さなことかもしれないけど

でもやれることが、やるべきことが全くないわけはではないはずです。

その問題に対しては今自分がやれることがなく、今解決するのは難しいのなら、とりあえず、その問題を漠然的に不安に考えるのをやめて、家の掃除とか、仕事の準備とか、そうゆうことをするのでもいいと思います。やりたいと思えることがあるなら、例えば見たかったDVDをみるとか、趣味の事をやって自分を楽しませてもいいと思います。それも「これからどうするか」の選択肢だと思うのです。

そして、もう一つ心に残った場面があります。会社には何が1番大事かといった場面があり「人」だと答える場面です。本当にそうだなあと思いました。先日のブログとも話がかぶりますが「人」が「協力」していかないと何もなしえないのだと思います。

そしてこの「下町ロケット」の原作は池井戸潤さんの小説ですが、面白い物語を作る人たちはすごいなと思いました。